化学物質,代謝,酵素

アラキドン酸とcox-1の役割

アラキドン酸カスケードの中で代謝物を産生していくためには、生理活性物質が必要となります。
生理活性物質というのは、化学物質が生体の特定の生理的調整機能に作用する性質を持っている物質です。
この生理活性物質となる酵素には、プロスタグランジンなどの代謝物が含まれますが、アラキドン酸カスケードが進んでいく上で重要な働きをしているのが、シクロオキシゲナーゼ「cox」です。
ホスホリパーゼによってリン脂質から遊離されたアラキドン酸にcoxなどの酵素が作用する事で、アラキドン酸カスケードが進んでいきます。

アラキドン酸カスケードの中でcoxの働きによってプロスタグランジンが産生します。 PGG2、PGH2の変換にも関係しているのがcoxです。
cox-1、cox-2は約600アミノ酸残基から構成されているタンパク質です。
このうちcox-1は、体内の色々な組織に存在し、ステロイドの活性等も抑制されないという特徴を持っています。
色々な刺激によって誘導されるという事もないので、細胞内に常に一定量存在しています。

cox-1の特徴としては、ほぼすべての細胞に存在し、胃粘膜の保護や血液の流れをよくする働き、血圧をコントロールしいい状態に保つ働き、さらに血小板凝集という働きを持っています。
アラキドン酸を摂取することでこうした作用を持つ代謝物が産生するのですから、やはり必要量をしっかり摂取していくことが必要です。